はじめまして。
	これからあなたにHSPの基本を教えていく、上大と申します。
	今後ともよろしくお願いします。
	では早速、HSPをダウンロードして来ましょう (いきなりですが)。
	公式サイト:HSPTV!でできます。
	「Download Now」と書かれたボタンをクリックし、「Free Download」です。メールアドレスはいりません。
	ダウンロードできた hsp32.exe を実行します ( たぶん、実行か保存か? と訊かれるので、前者を選んでください )。
	こうすると、インストールが始まります。
	インストール先はどこでもかまいません。
	※アーカイブ版なら解凍するだけです。
	あんまりパソコンに詳しくないなら、全部初期設定でOKです。
	一応説明しておきますと:
	
	
	スクリプト(script)とは、英語で「台本」という意味で、コンピュータに指令をだす文章のことです。
	
	一般にプログラム(program)と呼ばれるものの元となるものです。
	では早速、"HSPスクリプトエディタ" を起動してください (正しいファイル名は hsed3.exe)。
	これは「テキストエディタ」と言って、文字を打つやつです。
	使い方は、メモ帳とほぼ同じです (実際、メモ帳でもスクリプトが書ける)。
hsp script editor
	なんだか真っ黒で地味な感じの漂うエディタですが、慣れてくれば気に入ると思います。
	さぁ、これからはこのエディタで、じゃんじゃんスクリプトを組み立てていきましょう!
	ではまず、[Tab]キーを押してください。
	みなさんは、エディタにカーソルを合わせた状態で[Tab]キーを押すと、なが〜いスペースになるのは知っていましたか?
	( 僕は知らなかったわけですが )
	このスペースは便利なので、覚えておきましょう。
	※文字の前にある程度スペースを入れることを「字下げする」あるいは「インデントする」と言います。
	
	
「スクリプトを書く前は、必ず [Tab] キー」これは、プログラマとして、常識であり、マナーです。
	さて、これから必ずたくさんスクリプトを組んでいくことになりますが
	
	スクリプトファイル (.hsp と .as) がたくさん出来ることになります。
	やはり、開発環境は整理整頓の出来た場所がいいですよね〜?
	なので、HSP専用のフォルダを作ろうと思います。
	まず、見つけやすい所に、新しいフォルダを新規作成します (名前は hsp など)。
	そうしたら、エディタのメニューバーにある、「ツール」から、
	セパレータ (——) で区切られた下の、「オプション(O)」を選んでください。
	なんだかむつかしいことが書かれたウィンドウが出てきましたね?
	今後、慣れてきたら独自にエディタをカスタマイズしてみてください。
	では、左の箱にある、上から3番目の「ディレクトリ」をクリックします。
	右側が変わりましたね?
	右上にある、カレントディレクトリを「ユーザーが指定したディレクトリ」
	に変更して、その下の入力ボックスで、さっき作成したフォルダを指定してください。
	できたら、右下のOKボタンを押して、ウィンドウを閉じてください。
	これで、HSP専用のフォルダを作成できました!
	HSPで使うもの ( 音楽・画像・スクリプト ...etc ) はすべてそのフォルダに入れるようにしてください。
これで、スクリプトを書く準備は整いました。 さっそく第1章に進みましょう!
	※2008 11/6 追記
	インストールしたときに作られたフォルダ( hsp32 )の中の common フォルダに、
	次の内容のファイルを userdef.as というファイル名で保存しておくと、便利です。
// Custom Header File #ifdef __hspdef__ #ifndef __userdef__ #define global __userdef__ // デバッグ時用クリーンアップ命令 #ifdef _DEBUG #module #deffunc _Debug_CleanupStatement_ onexit exist "obj" : if ( strsize >= 0 ) { delete "obj" } exist "hsptmp" : if ( strsize >= 0 ) { delete "hsptmp" } return #global #endif #endif /* !defined __userdef__ */ #endif /* defined __hspdef__ */
	基本的に、内容は分からなくても問題ありません。
	これがあると、スクリプトを実行したときに自動的に作られる無駄なファイルを、自動的に削除してくれます。
	詳しくはまたいつか。
	by 上大
	インターネット上に公開されているファイルを、
	自分のパソコンにコピーすること。
	いくつかのファイル・フォルダを、一つのファイルに纏めること。
	今では、たいていの場合圧縮する。
	圧縮については、解凍も見てください。
※解凍
	圧縮されているファイルを、元に戻すこと。
	圧縮は、ファイルを無駄がないように形を変えることで、
	無駄がなくなるので、ファイルのサイズ(大きさ)が小さくなる。
	ダウンロードするときなど、ファイルをコピーするときは、
	サイズが小さいほど早く終わるので、たいていは圧縮されている。
	ただし、内容を変えているので、解凍して元に戻さないと役に立たない。